ブログ

2021年

猫伝染性腹膜炎(FIP:Feline infectious peritonitis)の治療について②

従来より、FIPは不治の病と言われており、有効な治療はありませんでした。しかしながら、近年様々な薬剤の報告が出てきており、根治的な治療になる可能性も考えられる状況になってきました。

FIPを何例も経験している身からすると夢のような話ですが、まだまだ完璧な治療法は確立されておりません。また薬剤についても正しい知識をもって使用しないと思わぬ副作用や高額な医療をしたのに効果がなかったなど問題が生じる可能性が高いです。

我々、臨床獣医師として有効なお薬の登場に際し、治療における知識をさらに習得することは非常に重要であり、この度、改めてFIPの治療について文献を片っ端から読んでみました。多くの文献を要旨(まとめ)だけでなく、論文の全文読んでみて気付くこともたくさんあり、新しい発見や選択肢も得られました。

ブログ:FIPの治療について①に続きまして、今回は、これらの文献を踏まえ、現在FIPの治療として報告されている薬について記載します。ただし、文献を全文読むとまた違った見解になるものもあるので、詳しくはお尋ねください。薬剤については現実的に使用可能なものと、まだ使用できないものもありますので合わせて記載します。

FIPの治療について①はこちら⇒http://kami-ah.com/blog/archives/82

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飲水量を増やす工夫(食事と水は同じ場所じゃない方が良い?)

当院は、キャットフレンドリークリニック(CFC)ということもあり猫の診察をさせていただく機会が多いです。

猫ちゃんの祖先は砂漠出身のリビアヤマネコと言われており、お水の少ない環境で生き延びるため体が適応し、水の少ない濃いおしっこを作り膀胱内に貯めることができるため、膀胱内のマグネシウムバランスが崩れたり、pH(酸度)に変化が起こり、尿石症などの膀胱炎を起こしやすいと考えられています。また、年齢が進むと慢性腎臓病に罹患する猫ちゃんが多く見られるため、猫ちゃんという動物は泌尿器系疾患が見られやすい特徴があります。

そのような病気の指導の際によくお願いすることとして飲水量を増やすことがあります。お水を飲む量を増やすだけで病気の治療になることもありとても大切なことですが、猫ちゃん自体があまり水を飲まない動物さんなので、飼い主様が具体的にどのようにしたらいいのか悩まれることが多いです。そこで幾つか実践できる工夫をお伝えしたいと思います。

※キャットフレンドリークリニック(CFC)とは、国際猫医学会(isfm)により「猫にやさしい病院」として認定を受けている病院のことです。この認定を得るためには、猫にやさしい施設、設備、病院における猫ちゃんのやさしい保定、検査などを行っているかどうか、また猫についての専門性の高い診療をおこなっているかなど、様々な項目をクリアする必要があります。

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3月7日(日)の診療について

2021年3月7日(日)は院長が獣医師会の出務のため受付を制限させて頂く場合がございます。ご迷惑をおかけしますが何卒ご理解ください。

また、紀子先生はこの日お休みとなりますので、ご希望の場合はお日にちを改めていただくか、お急ぎの場合は院長の診察になりますのでご了承ください。

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お知らせ 2021/03/03

あけましておめでとうございます2021

新年あけましておめでとうございます

予想だにしていなかった日々が続いておりますが、

平和で安心できる毎日が、一日も早く戻ってきてくれることを切にお祈りいたします

今年も、スタッフ一同、動物やご家族の健康と笑顔のために

日々邁進して参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます

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お知らせ 2021/01/08