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かみよし動物病院の最新の情報をお届けします。

年末年始の診療について

あっという間に、今年も師走ですね。急に寒くなったと思ったら、急に春のような気候になり、またまた気温がさがったりで、人も動物も、変調にはくれぐれも気をつけないといけませんね。

年末年始の診療について、下記の通りとなりますので、ご確認の程よろしくお願い致します。

●12月30日(水)通常通り診察

●12月31日(木)~1月3日(日)まで年末年始休診

●1月4日(月)~通常通り診察

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お知らせ 2020/12/01

猫伝染性腹膜炎(FIP:Feline infectious peritonitis)の治療について①

新しい治療:経口GS441524による治療はこちらhttps://kami-ah.com/blog/archives/133

これまでも猫伝染性腹膜炎(以下、FIP)の猫ちゃんの治療経験がありますが、最近特に連続して、FIPの子猫さんを治療する機会がありました。

FIPと言えば、以前は『不治の病』として知られており、診断された場合には我々獣医師も辛い宣告をせざるを得なかったのですが、近年治療薬として可能性のある薬が報告されるようになってきました。

治らないとされてきた病気が今は治療薬がありますとお伝え出来ることは獣医師としても、もちろん愛猫家の方々にとってもとても嬉しいことですよね。
 

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犬の動脈管開存症について

心臓病専門外来をご担当いただいております、日本獣医循環器学会認定医の髙智先生より、今回は犬の動脈管開存症について以下、ご説明いただきます。

 

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犬の動脈管開存症について

 

 今日は犬の生まれつきの心臓病である動脈管開存症についてお話させていただきます。

 動脈管開存症は、大動脈弁下部狭窄症や肺動脈狭窄症と並び、犬の生まれつきの病気のうち、比較的多く認められる心臓病です。

聴診において特徴的な心雑音が聴取されるため、初めて動物病院に訪れた際に偶然見つかるなんてことも多い心臓病です。動脈管開存症はオスと比較してメスに多く、マルチーズ、トイプードル、チワワ、キースホンドなどの犬種によく認められます。

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