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2021年03月

飲水量を増やす工夫(食事と水は同じ場所じゃない方が良い?)

当院は、キャットフレンドリークリニック(CFC)ということもあり猫の診察をさせていただく機会が多いです。

猫ちゃんの祖先は砂漠出身のリビアヤマネコと言われており、お水の少ない環境で生き延びるため体が適応し、水の少ない濃いおしっこを作り膀胱内に貯めることができるため、膀胱内のマグネシウムバランスが崩れたり、pH(酸度)に変化が起こり、尿石症などの膀胱炎を起こしやすいと考えられています。また、年齢が進むと慢性腎臓病に罹患する猫ちゃんが多く見られるため、猫ちゃんという動物は泌尿器系疾患が見られやすい特徴があります。

そのような病気の指導の際によくお願いすることとして飲水量を増やすことがあります。お水を飲む量を増やすだけで病気の治療になることもありとても大切なことですが、猫ちゃん自体があまり水を飲まない動物さんなので、飼い主様が具体的にどのようにしたらいいのか悩まれることが多いです。そこで幾つか実践できる工夫をお伝えしたいと思います。

※キャットフレンドリークリニック(CFC)とは、国際猫医学会(isfm)により「猫にやさしい病院」として認定を受けている病院のことです。この認定を得るためには、猫にやさしい施設、設備、病院における猫ちゃんのやさしい保定、検査などを行っているかどうか、また猫についての専門性の高い診療をおこなっているかなど、様々な項目をクリアする必要があります。

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3月7日(日)の診療について

2021年3月7日(日)は院長が獣医師会の出務のため受付を制限させて頂く場合がございます。ご迷惑をおかけしますが何卒ご理解ください。

また、紀子先生はこの日お休みとなりますので、ご希望の場合はお日にちを改めていただくか、お急ぎの場合は院長の診察になりますのでご了承ください。

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お知らせ 2021/03/03